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不透明な時代であるからこそ、しっかりと将来を見据えた経営が必要だと考えます。月次決算で業績を把握しながら、一方で経営計画書を作成し、自社の方向性を常に確認していただきたいと思います。
 方向性は数字ばかりではなく、経営理念も重要です。
 金融機関とのリスケ等の交渉の際には、経営計画書の作成を依頼されます。条件を通すための書類にすぎないと、簡単に考えてはいけません。実行可能性のない計画では、後で自分の首を絞めることになります。
 また、よくがむしゃらに働けば、結果がついてくると考える社長さんがいらっしゃいますが、残念ながら、これからの時代には通用しないものと言われています。自己満足だけでは経営は成り立ちません。様々な情報を入手し、客観的な目で判断するよう心がけたいものです。
 そして、計画と実績を毎月比べて、どこまで達成したのか、どこを改善すべきか、検討する事も大切だと考えます。
 


 経営計画書の作成が企業にとって大変重要であると言われています。金融機関でも経営計画書の作成を重要視します。

では、経営計画書はなぜ作成するのでしょうか?

家を建てる時には必ず設計図を作ります。大工さんは設計図がなくても家は作れると思います。でも、家を建てたい人が考えている家をその通り作るためには設計図が必要になります。設計図がなければ完成するまでどのような家になるか誰にもわからないからです。  

会社の経営についても同じことが言えます。経営者が今後どのような会社にしたいのかを思い描くものが経営計画書です。そして、それを社員さんにも見てもらうことによって、将来を共有できることになります。そして社員さんのやる気にもつながります。

そのためには、これまでどういった経営内容であったかがわからなければ将来を思い描くことができません。ですから、過去2、3年間の決算書をみて、これまでどういう状況であったのかを確認(分析)します。

また、計画どおり経営が進んでいるかどうかは、月次決算によって確認します。経営は家のように形があるものではありませんので、決算書によって経営の状態を確認することになります。

銀行から計画書の提出を求められて短時間で作成する場合がありますが、単に数字を並べただけという場合が多いように思います。

本来は、その数字を実現するためには、具体的にどのようなことを実行したいかに基づいて作成すべきものと思います。そして将来どんな会社にしたいのかを表します。

そのときにポイントとなるのが、お客様のニーズをどのようにとらえるかだと思います。業界の動向や、会社で改善するべき点、経済状況、従業員さんのやりがい、といった経営に必要となる様々な観点からの検討が必要だと思います。

ですから、経営計画書の作成は、非常に時間がかかりますし、経営者の最も重要な仕事の一つだと思います。“経営そのもの”と言っても過言ではないのではないでしょうか。

マーケットが拡大する時代が終わりましたので、しっかりとしたビジョンが必要になると思います。そしてそのビジョンが正しいかどうか、また、変化の激しい時代において、それがいつまで通用するのかしないのか、常にチェックする必要があります。

継続して利益が出ないということは、ニーズに合っていないからともいえます。これは会社にとって非常につらいことですが、もしそうであれば早い段階でそれに気付き、手を打つ必要があると思います。


小林弘幸税理士事務所
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