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   「月次業績管理」が経営の礎です

「自計化」とは、お客様自身が会計ソフトに仕訳を入力することを言います。

 当事務所では自計化を勧めています。それは経理のを合理化すると同時に、何よりも会計事務所に任せきりでは、決算書の中身を理解できないからです。どの銀行にどれだけの借入金の残高があるかすら知らない経営者もおります。

 高度成長時代ならば通用するかもしれませんが、低成長時代で、急速に変化するこれからの時代には通用しないと考えます。

 まず、決算書から自社の状況を判断し、次の一手を考えると共に、経営が危険な状態にないか絶えず目を配らねばなりません。利益が出ているのか出ていないのかもさることながら、資金繰りに支障はないか、資産は有効に使われているのか等、様々なヒントを決算書は教えてくれます。

 社長さんは、いつもに経営について考えておられますが、大まかな捉え方をしている方が多いように思います。月次決算で正確な数字を把握してから、意思決定してほしいと思っております。
 

 


 
当事務所では、「FX2」という会計ソフトをお客様に導入いただくことによって、決算書の作成はもとより、売上高の対前年との比較、固定費、変動費等、様々な観点から業績を毎月把握していただくことによって、お客様によりよい経営をしていただけるようご指導させていただいております。

 税金の計算のためだけの決算書の作成は、時代遅れと思っている経営者が多くなってきているからです。

 会計ソフト(FX2)について

(1)お客様にとって

 他社の会計ソフトを買ってきたとしましても、お客様が自らその複雑な機能をフルに有効活用できるとは限りません。他社のインストラクターは単に電話で問い合わせた際に断片的に操作方法を教えるだけです。

 FX2は当会員事務所の巡回監査員がソフトの操作方法はもとより、会計処理、税法上の諸問題、財務内容等について情報を提供することができます。

 FX2はお客様のものです。ですからお客様と経営に関して一緒に考えるために、お客様と共によりよいシステムを再構築(カスタマイズ)していける会計ソフトになっております。

 FX2と他社ソフトとの決定的な違いは、FX2の“最終目的”が経費を変動費と固定費に分解し、利益を生み出す仕組み、すなわち「損益分岐点分析」をお客様と共に考えるためのデータを提供することにあります。他社システムは、単に税務署提出用の損益計算書・貸借対照表を作成することを最終目的にしている場合が多いです。

 (2)会計事務所にとって(より質の高いサービスの提供につながります。

 FX2を導入することによってお客様に自計化していただいたからといって、会計事務所は単に楽になるとは考えておりません。より質の高いサービスを提供しなければならないという使命感そしてプレッシャーが生じてまいります。

 これから求められる税理士事務所の存在は、単に決算書を作成する存在から、社長との対話(コミュニケーション)の中から、税務会計はもとより、財務面の観点からの経営助言をさせていただく存在へと変わっていくものと考えております。すなわちMAS業務がこれからの会計事務所の主要な役割となってくるものと考えます。いわば経営者の方にとってのよき財務・経営面での相談相手としての存在を目指さなければならないと考えております。

 もし私どもが記帳代行業務をお引き受けしたとしましたら、単に月々の決算書を正確に作成するだけで精一杯となってしまいますので、経営情報のご説明まではとてもできるゆとりはないでしょう。

 また、今後時代が急速に変化していく中で、会計事務所が単なる会計伝票のチェックマンではこれからお客様は税理士事務所に対して不満を感じるようになる時代になっていくと考えております。

 単純ミスを見つけそれを直すように指示するのが仕事ではなく、単純ミスが無くなるようにご指導させていただくのも私どもの仕事と考えております。

 会計事務所の目線ではなく、お客様の目線でFX2をカスタマイズ(再構築)していくことを目指しております。なぜなら、事業内容に関して詳しく知っていらっしゃるのは私どもではなく当然お客様の方だからです。毎月巡回監査をさせていただく中で、よりFX2をお客様の立場からみて経営分析しやすい形にしていくことに尽力しなければお客様にご満足いただける財務データを提供できません。

 ex1) 固定費と変動費の区分を会計事務所側だけで決めず、社長さんに業務内容を伺ってから判断することで、財務データをより企業の実体に合わせるためです。

 ex2) 経営計画書を作成しやすい財務データを提供することができなければ、お客様は適切な経営戦略を打ち出すことはできません。<

 担当者は従来からの仕事のやり方が大幅に変わることを望まないものと思います。 
 ですから、私どもがFX2を導入する際には、できるだけ従来のやり方を尊重しながら運用方法を決めていきたいと思います。

 自計化することで今までよりも一層会計業務の効率性を追求し、また提供できる財務データをご紹介させていただきます。

 (3)導入編

 FX2導入時の経理担当者の運用変更点について

 伝票作成は一切行いません。FX2の画面へ直接入力する形となりますので伝票を作成するよりも簡単に仕訳ができます。すなわち伝票レス会計になります。

 @証憑から画面への直接入力で効率的になること

 A伝票番号が自動番付。

 B取引先が登録されているため選ぶだけで記載できる。摘要も登録されてい
  るため選ぶだけで記載できる。

 C出納帳も自動作成できる。

 D自動仕訳を使えばより一層入力が楽になる。

 E「取引先別」売上高・仕入高の把握

 取引先ごとに売上高の伝票を入力していただくことによって取引先ごとの売上高を見ることができます。担当者別の売上高で伝票入力することによって、担当者別の売上高も見ることができます。(但し、担当者別売上高と取引先別売上高の両方はできません。)

 仕訳辞書とは、定期的に出てくる仕訳を予め登録しておいて、仕訳を選ぶことによって伝票入力をすることができる機能ですので、伝票作成時よりも早くそして正確に財務データ及び決算書の作成ができるようになります。

仕訳辞書の見出しは通帳の摘要欄と全く同じように登録するとお客様が選びやすくなると思います。ex)トウキヨウデンリヨク

 保険料を年払いの場合、月次決算中は「保険引当金勘定」を使って費用を各月に平準化しまして、月次の損益が業績に対して正しく反映されるように致します。

 (4)領収書への摘要の記入

 交際費に関する領収証には、支払った方が支払った際にどこの誰と何のために食事をしたかを赤ペンで領収書に直接書きます。

 領収書の日付と会社からの出金日が違う場合には、領収書の日付の下に赤ペンで会社からの出金日を書きます。

 FX2の伝票の摘要欄は字数制限がありますので、多くの事項を記載できませんので、摘要欄にたくさん書きたい場合には、領収証の余白に赤ペンで詳しい内容を書いてください。

 (5)立ち上げ編

 利益管理表の設計

 すべての道は41番「全社業績の問い合わせ」につながります。ですから「全社業績の問い合わせ」を見て社長が経営の意志決定をできるようにするものです。

 お客様には、まず最初に「損益分岐点」について理解していただければと思います。すなわち利益の出る仕組みをご説明させていただきます。

   売上高   100万円      200万円

   仕入高     60万円      120万円

   粗利     40万円       80万円

    固定費    30万円       30万円

   経常利益   10万円       50万円

 例えば上記のように、売上が2倍になると限界利益は2倍ではなく5倍になることを経営者の方に知っていただきたいと思います。

 経費に関する固定費と変動費の区分は、必ず経営者の方と打ち合わせながら決めさせていただきたいと思います、実体に合った経営分析データの作成のためです。

 但し、減価償却費・支払利息・賃借料は固定費にされた方がよろしいかと思います。

 FX2を導入する際に大切だと思うことは、「FX2はお客様のものである。」という事です。

 そして私たちはいつも自分が社長の立場だったらどうしてほしいのかを考え、そして実行することを心掛けております。なぜならそれが私共の会計事務所の「経営理念」を実践する第一歩と考えているからです。

小林弘幸税理士事務所
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